2005年11月前半

久しぶりの更新。先月末の「稲刈り」、アップしました。

僕の住んでいる自治体が、車で15分くらいの所に無料のドックランを新設したので、マルケをつれて早速行ってみた。マルケは、イタリアン・グレー・ハウンド(通称イタグレ)という犬種なのだが、この犬は「視覚猟犬」なので、運動させないといけない。最低でも、一日2キロは歩かせないといけないらしいのだが、平日働いている身には中々むずかしい。

土日は僕が散歩に連れて行くのだが、多摩川の土手に出るとマルケは走りたがる。当然、僕は一緒になって長い距離を走れないので、彼は不満のよう。ドックランなら、リード無しで放しっぱなしなので好きなだけ走れるだろうと思った。

ミニチュア・ダックスフンドが人気なのか一番多かったが、尻尾が上に丸まっている大型犬のサルーキーなど珍しい犬も何頭かいた。イタグレも、まだ珍しい部類に入るため、散歩していると「それは犬ですか?」「ねずみですか?」などと聞かれる、中には「カンガルー?」「イタチ?」などとも言われた。が、さすがにドッグ・ランに来る方々は違う。少なくとも「犬」だとは思ってくれた。中には、「イタグレですねー」と話し掛けてきた方もいた。飼い始めて2ヶ月、初めての事だったので嬉しかった。

ここのドッグランは、フリーゾーンと小型犬専用ゾーンに分かれている。フリーゾーンには、大型犬に混ざって小型犬も入れるが、マルケは小型犬専用ゾーンにした。こちらには、ミニチュア・ダックス、チワワ、マルチーズ、テリア系などが何匹がいた。犬同士で追いかけっこや喧嘩が始まる。他の犬と接することで社会性を身に付けていくらしいのだが、マルケは我が道を行くタイプなのか、みんなから離れて隅のほうにいる。たまに、他の犬が近寄っていくと、逃げる。逃げると追いかけられるのだが、泣き声を上げながら逃げ回っている。

狩猟犬なのにミニチュア・ダックスに追い回されて、しかも向こうの方が速い。ダックスフンドも狩猟犬だから脚は早いのかもしれないが、見た目ではイタグレの方が速そうに見えるだけに少し情けない。でも、良い運動になったようだ。

ワクチン接種のため獣医さんに行く。注射をして、耳を見てもらおうとしたらマルケ怒った。先生を噛もうとしたので、助手のオバサンにマズルを掴まれてお仕置きされた。よほど恐かったらしくて、診察台の上でおもらしを一杯した。5分くらい、お仕置きされていたが、叱るときはあそこまで徹底してやらないといけないのかー、と思った。でも、見てて可哀想だった。


久しぶりにアサヒヤさんでテイスティング。いきなり「珍しいですねー」と言われてしまった。確かに、テイスティングに行ったのは、半年振りくらいか。僕の好きなシャブリの造り手ウィリアム・フェーブルがサポートしているチリ・ワインが試飲で出ていたので、興味があった。更にシュバル・ブランとグリュオ・ラローズのセカンド・ワインなどもあったので楽しみだった。

チリ・ワインは「シャルドネ」と「ピノ・ノワール」の2種類。シャルドネは、酸味と甘味のバランスがとても良くて綺麗な味わい。柑橘系の爽やかな香りも心地よくて、さすがにフェーブルがサポートしているだけのことはあるなーと感心した。価格も1,280円(税抜)だから、お買い得感が高い。だが、ピノ・ノワールは、僕の好みではなかった。ピノの甘い香りが殆どなく、燻香ばかりが鼻についた。

グリュオ・ラローズとシュバル・ブランのセカンドは、久しぶりに飲むボルドーだが、ともに樽香が僕には強かった。無料試飲ではもう一本イタリアのグィダッチオ。トスカーナで歴史のあるワイナリーが、醸造コンサルタントのルカ・ダットーマの助言を得て新しく仕込んだワインのよう。いわゆる、スーパー・タスカン系のワインという感じで、サンジョベーゼ(60%)にメルロー(20%)、カベルネ・ソーヴィニョン(20%)をブレンドしている。僕とは無縁のワインという感じがした。

有料試飲(500円)は、シャトー・ラネッサンの1973年。32年熟成のワイン。このシャトーは格付けのない、オー・メドックのワイン。正直言って30年以上の熟成に耐えるものか疑問だったし、ヴィンテージも阿出川さん曰く「オフ・ヴィンテージの中のオフ」だそうで、期待は全くしていなかった。ただ、30年以上のオールド・ヴィンテージのボルドー・ワインなど、そうそう飲めるものでもないので、楽しみではあった。

色は、赤の色素は殆ど抜けてレンガ色の手前。十分に枯れた印象の色合い。香りは、十分に熟成した干しブドウのような香りだが、複雑な感じではない。オフの古酒ワインには、味わいに酸味が強いものが多いが、このワインも酸が強く奥行きを感じない。栓を開けて間のない頃の印象なので、これから香りや味わいが開いてくるのかも知れないが、あまり期待は出来ない印象を持った。でも、軽く薄いボディながら十分に噛み締める価値のあるワインだと思った。自己主張することのないワインなので、軽めのチーズやチキンなどと合わせれば、楽しい食事の一時となりそうな感じがした。

日曜日、寒かったので「いこいの湯」に行く。露天風呂が気持ちが良かった、中でも最後に入った「檜風呂」は、ぬるめのお湯加減が丁度良くて、思わず「ほわっー」としてしまった。檜の効果なのかなー。

ここの露天風呂は源泉の掛け流しになっていて、岩風呂の「熱湯」は源泉が湧き出ている。常連さんらしい年配の方が、お湯が湧いている所にいる人に「長時間そこに居ちゃだめだよ」と注意していた。何でも、お湯と一緒にメタンガスが出て来るので、長い時間居ると酸欠で倒れるのだそうだ。毎日、3人くらい救急車で運ばれていると、言っていた。本当か? 

真偽の程は分からないが、確かに熱湯の方は、卵の腐った硫黄臭が強いときがあるから、あながち嘘とも言いがたい。でも、メタンガスが湧いている方が、天然温泉らしくて良いとも言えるか。それはともかくとして、体の心まで温まった。温泉は楽しい。

今朝未明、歌手の本田美奈子さんが亡くなったとのこと。まだ、38歳。急性骨髄性白血病とのことだが、若いなー。彼女とは、20年くらい前に一度、鈴鹿サーキット(彼女主演の映画のロケがあった)で取材したくらいで、余り縁はなかったが、一時代を築いたトップ・アイドルで、現在はミュージカル女優として期待されていただけに、残念だなと思う。ご冥福をお祈りします。


火曜日は、「おかげさん」で「田从」「月下の舞」の工藤華子杜氏を囲む会。○急の知り合い3人を誘って4人で参加。総勢16人で小上がりを占拠して盛り上がる。30分ほど遅刻した。華ちゃんとは一年振り。元気そうでなにより。秋刀魚、カワハギ、スルメ烏賊の三種肝和え、おでん、戻り鰹の藁炙り叩きなどの定番料理に酒は「田从」の燗。酒税年度違いのヴァーティカル燗酒大会は、周りの迷惑を省みず、大いに盛り上がった。中でも「12BY]は、「ザ・お燗酒」。華ちゃん良い酒造ってる。

土曜日、寝坊して市場に行ったが目ぼしいものなし。鰹節だけ買って、小山に寄る。喜八社長は、関西方面の結婚式に出るため留守、よっちゃんは保育園、みさちゃんは、何とオメデタでお休み。はる君に「12BY」あるか聞いたら、残念ながらなかった。デッドストックもので燗に向きそうなのと言ったら、「佳澄 純米吟醸 三年古酒」が出てきた。平成9年の出荷だから、5BYか6BY。ほぼ10年の古酒で、小山さんの冷蔵庫で7年寝ていた。

定価6000円のところを「状態が分からないので、半額で良いっす」と言うことで貰ってきた。早速、昼から燗にしてみる。まずは常温で一口。綺麗な熟成香に驚く。「佳澄」は我が家のお燗酒の定番だったけど、それの「純吟」は飲んだことがなかった。燗にしても、お燗臭がなく熟成した香りがを楽しめる。色は、黄金色。塩海胆と昨日のおでんの残りで昼から良い気持ち。いい買い物をしたなー。

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