2005年7月後半
「マイホームへの道」(いつの間にかタイトルがついている)は、今日は休載。久し振りに「酒亭 和」にお取引さんと行く。「打ち合わせ」と称した飲み会である。あちらのメンバーは責任者と女性2人。責任者は、余りお酒が飲めず、女性陣も日本酒が苦手という、「和」ではキツめのメンバーである。殆ど僕が楽しむ為にセッティングしたようなものであるが、内心では、期するものがあった。
それは、「日本酒ファンを増やそう」作戦。最近、若い人達(と言っても20代後半から30代前半)と飲む機会がままあるのだが、総じて日本酒のイメージが悪い。何故なんだろうと考えて、自分なりに出した結論が「新歓コンパ・シンドローム」(なんのこっちゃ)。つまり、学生の「新歓コンパ」は通常お安い居酒屋チェーンで行われる。最近の大学生はどうか知らないが、今から10年程前なら、まずそうである。
こう言う居酒屋チェーンで出される日本酒を、無理矢理先輩から飲まされたり、一気飲みさせられたら、確実に気分が悪くなり翌日は二日酔で頭がガンガンすること請け合いである。この経験がトラウマとなり「日本酒=頭が痛くなる=粗悪な酒」という刷り込みをされ、日本酒から遠ざかって行くのではなかろうか?
そう仮定して、何人かに聞いて見たら裏付けとなる証言が聞けた。で、まっとうな素材でまっとうに醸された日本酒を飲ませると、「これが日本酒なんですか?」と一様に驚かれる。そして、感動して「日本酒ファン」になる。まあ、そうは上手く行かないのが世の常だが、少なくても日本酒への認識を改めて頂けるようにはなる。今回も、女性陣は日本酒が美味しいお酒だと感じて頂けたようだった。
ちなみに、飲んだ酒は、「十四代 純米」(八反かな〜)「磯自慢 大吟醸 愛山」「早瀬浦 山廃純米」「東洋美人 吟醸 雄町」「醸し人 九平次 吟醸」「飛露喜 吟醸 山田錦」「石田屋」(ぬる燗にした)「醸し人 九平次 別誂」「美丈夫 大吟醸 澱絡み」。すべて、まっとうに醸された、まっとうな日本酒ばかりだ。そして、飲み比べて「味に個性がある」事に、皆様いたく感動されていた。「日本酒は深い」と思われたようである。
肴は、「刺身 盛り合わせ」(鰹、秋刀魚、ホウボウ、マコ鰈、ノド黒など12種類位を一人一切れずつ)、「マコ鰈の皮ぎし焼き」、「冷奴」「生のトウモロコシ」「アイガモと夏野菜の冷製炊き合わせ」「フルーツ・トマト」「スルメ烏賊肝焼き」「栃尾の油揚げ葱焼き」など。皆さんが、酒以上に料理の美味しさを絶賛していた。「和」を選んで正解だった。僕も、旨い酒と料理にを楽しんだ。
翌日、昨日仕事で参加できなかった取引先の若者と「おかげさん」に行く。彼とは2回目。「おかげさん」には、日本酒と言う酒の一つの到達点とも呼べる「来福 大吟醸 出品酒」がある。また、「和」で飲んだ酒ほどの知名度はまだないが、はやりの酒質とは一線を画した「良酒」「佳酒」が揃っている。「田从 二年熟成酒」を「うるか」で飲み、「奥播磨 山廃14BY]を「塩麹の秋刀魚」で飲む。日本人で生まれた幸せを堪能する。日本酒は、深いなー。
「多摩独酌会」に行く。テーマは「金賞蔵を堪能する」。「金賞」に関しては、レポートの方で書いたので、こっちでは良かった酒について。これまで、余り好みではなかった奈良の「篠峰」。10年くらい前までは、殆どが桶売りの蔵だったと言う。少しずつ、自社の酒を出してきて、16BY年度から、蔵元が「たおやかで柔かく優しい」酒を目指して造り始めた。「純米吟醸 八反錦」は、「きれい」な酸が心地良く、夏向きの酒。これまでは、酸が強く麹香や老ね香がきつくてダメだったが、この酒は良い。蔵元も、きれいな酒が好きらしく、今後の「篠峰」は注目だ。
群馬の「尾瀬の雪どけ」。同じ原酒を「蛇管タンク火入れ」したものと、「瓶燗急冷」したもので、酒質が全く違う。これは、とても興味深く勉強になった。すごくショックだったのは、とても好きな蔵だった「天○戸」を久し振りに利いて、余りにも劣化していて驚いた。親しくさせて頂いている蔵元さん数人に利いてもらったが、「うちの酒が市場でこうなっていたら引き上げます」と言うくらい、ひどかった。
単に、この瓶がダメだったのか、それとも流通に問題があって全部がそうなのかは分からないが、少なくともこの酒を飲んだ人は日本酒が嫌いになるだろう、と思わせる酒だった。どうしちゃったんだろう。
再開「マイホームへの道」(誰も待っていないし、妻からは家の恥を晒すなときつく言われているが、書いちゃうもんね)。
次に立ちふさがったのが住宅ローン、金融機関の厚い壁であった。
衝動買いのため、自己資金など無いに等しい。したがって住宅ローンを組む事になるが、これがまた一筋縄ではいかなかった。都銀数行、信金・地方銀行も数行に与信の申請をした。これがまた、書く所と判子を押すところが沢山あって、嫌になる。しかも、書いた所で与信が通るかどうか分からない。某都銀のサイトで融資額のシミュレーションをすると、余裕で借りられるのだが、そのサイトの都銀さんからはいとも簡単に袖を振られた。ちなみに妻が結婚するまで勤めていた都銀さんだったから、結構笑えた。
何でやー!!
何か全人格を否定されたような、悲しく辛い気持ちになる。非銀行系の金融機関にも与信をして欲しいと、デベロッパーから言われるが、さすがにそれは拒否した。まだ、銀行屋の方が良い。金利も安いし。
ともあれ、申請した全てから断られ、こりゃダメかなーと半ば諦めた。が、諦めかけた所から、何故か道が開けるのが僕の宿命のようで、これが最後の与信申請とした出した地方銀行が前向きに検討をしてくれたのである(次回に続く)。
大阪に本店がある地方銀行を、デベロッパーが見つけてきた。半ば、諦めていたのでここで最後にしようと思って申請を出したら、何故かすんなりと与信が通って購入資金をまるまる借りられる事になった。嬉しい反面、聞いたことのない銀行だし、余りにもすんなりと通った事が逆に不信感を抱かせた。
で、元銀行員の妻の伝を辿りつつ、ネットでもリサーチをして、まあ、信用できるんじゃないかと思い借りることにした。さて、借りる為には、銀行に出向いて行って色々と書類に署名捺印しなくてはならない。平日だから会社を半日休む事になる。実は、会社には家を買うことを内緒にしていた。理由は色々とあるのだが、ようするに言いたくないのである。それなので、娘をダシに使って「父母面談」と言うことで半休をもらって、妻と銀行に行った。
それにしても、署名捺印する書類の多い事には、あきれた。住所も地番でなければならなかったり、番地表記で良かったりして訳が分からない。僕は、癖で数字の「7」を書く時に斜め棒の所に点を付けるのだが、してはいけない事らしく、全て書き直させられた。最初に言ってよね。そんなこんなで、1時間半くらいで終わるかと思っていたら、午前中一杯掛かってしまった。
まあ、ともあれ買うことが出来た。次は、引越しという大仕事が待っている。
台風が東日本を縦断するという予報で、相当雨風が強くなるんだろうと思ったが、東京では対した事なかった。余り大きな台風ではなかったし、被害が無いに越した事はないが、少し期待外れ。随分前にも書いたが、台風の雨風と言うのは何となくワクワクする。昨年のような被害に遭われた人々には不謹慎な言葉だとは思うが、自然の力は凄いなと思う。
そう言えば、日曜日に関東地方で中規模の地震があったが、僕は昼寝していて全く気が付かなかった。家の辺りも震度4だから結構揺れたとは思うんだけど、全然気が付かず熟睡していた。もっと規模が大きかったら逃げ遅れて、何かの下敷きになっていたかもしれない。怖いな。
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