2005年6月前半
無計画に思い付きで行動をする癖のある我が家であるが、遂に人生最大とも言える買い物に走りつつある。まだ、結果は出てはいないので詳細は秘すが、またここで書かせて頂くこともあるかと思いますので、こうご期待。
先日、5年振りに知人と会い、新宿「吉本」で飲んだ。彼は、我々夫婦が世田谷区役所に婚姻届を出した時の保証人の内の一人でもあり、フットサル仲間でもあった。過去形なのは、僕が体力気力の限界を感じリタイアした為で、彼はまだ現役である。
数年前に大病を患ったと言う風の便りを耳にして以来、音信不通だったのだが、突然メールが来て会う事になった。病気は、肺の器官狭窄がこじれて、最後は肺が破裂してしまい、左の肺は殆ど切除したのだと言う。その状態で、現役でフットサルを続けているのは信じられない。そもそも肺が破裂したのも、フットサルのプレー中だったらしく、「なんか痛いなー」と思いながらプレーを続け、翌日も痛いので病院に行ったら「破裂してますよ」と告げられて即、入院したらしい。嘘のような話である。
2年間程、入退院を繰り返して今では回復し、週一回三時間フットサルの練習を続けていると言うし、酒も飲めるようになった。ただ、量は大分減ったようだが・・・。この数年間、色々とあったようだが、今では普通に仕事ができるようになったので、もう大丈夫そうである。好きなサッカー関係の仕事でもあり、充実しているようで羨ましかった。
それにしても、もう6月だ。梅雨入りかー、と思うような天気が続いている。梅雨のこの季節を嫌う人も多いと思うが、僕はそんなに嫌いでもない。確かにじめじめとした気が滅入る季節なのだが、湿度感が肌になじむと言うか「日本人」である事を感じる。数年前の何かの企画で、長谷川等伯の「松林図」が日本人が一番好む絵画になったが、これもぼんやりとした雨の景色である。梅雨の時期の風景だと思うが、明るさや華やかさの欠けらも無い地味ーな絵である。でも、心がなじむと言うか落ち着く。
日本人特有の感性を刺激するのだろう。おそらく欧米の人間は、絵の価値は認めても、積極的に「好き」にはならないと思う。梅雨の季節は、四季のある日本に生まれ育った民族だけが、親しみを感じるのだろう。
昨日、僕の確定申告書類を閲覧する必要があったので、妻が地元の税務署に行った。実印を押した委任状を持って行ったら、係りの女性から「個人情報保護法で決められているので、印鑑証明が必要です」と言われた。まあ、それはそうだろう。役所で印鑑証明を取り再び税務署へ。
原本のコピーは貰えなくて、その場で手書きで写してスタンプを貰う事は事前に聞いていた。が、係りの男性が、「じゃ、ここで書き写して下さい」と案内したのが、何と受付のカウンター。他の相談者からも丸見えの場所で、長時間書き写す事などできるわけが無い。
「こんな所で書ける訳ないでしょ!!」と文句を言ったら、「じゃあ、こちらへ」と言って連れていかれた所も、ただのカウンター。パーティションで区切ってある訳でもない、隣にいた企業経営者が「資金繰り」の相談をしているのが筒抜け。「個人情報保護法」を声高に叫ぶわりには、現場でやっていることは旧態依然のまま。まさにお役所仕事である。上から指示のあった事だけを金科玉条と実行するが、指示されていないことには頭を全く使っていない。少し考えれば、改善する事など何でもないのに。
今日は、ペインクリニックの日。このクリニックは混んでいて、受付の10分前に行ったら既に待合室は満席。2時間待ちだった。治療は3分で終わるが、その後30分間安静にしていなければならない。ベットに横になっているのだが、30分と言う時間は短いようでいて、じっとしているだけなのは、少々辛い。うとうとと、しかけたところを「時間ですよ」、と起こされる。半覚醒というかクォーター覚醒くらいのボーっとした頭で会計をする。
こちらの「ボーっ」が移ったのか、会計の女の子が2700円の治療費を「270円」でレジ打ちして、9,730円のお釣りをくれた。僕もボーっとしているから、何の疑問も持たず受け取った。エレベーターを待っていたら、女の子が「すいません、お釣り間違えました」と、追いかけてきた。あー、そうだなー、そんなに多い訳ないよなー、と精算した。その時は、余り深く考えなかったが、今考えると恐ろしいな。あの状態では、少ないお釣りでも気が付かないだろう。来週は、気を付けよう。
妻が、お昼寝をしているので、僕が娘を英会話教室に連れて行った。娘の授業中は、ぶらぶらと本屋に行った買い物をしたりする。駅ビルの方のスーパーで、「鮪の解体」をやっていた。解体は殆ど終わっていて、並んでいる人達は「すき身」や「さく」が目当てらしく、解体場の隅に頭や「カマ」が放り投げてあったので、「カマくれ」と言ったら大きい方が2,000円で、小さい方が1,500円だった。
小さい方が腹に近い部分だと言うので、そっちを買う。血合いの部分から、赤身、中トロ、大トロと続いている。大トロ部分が一番大きい。カマは買っても自分で捌く必要がある為か、皆さん買わないようだ。たいした手間でもないのだが、我が家でも僕の役目で妻は手を出そうとしない。血合い、赤身、中トロは、そぎ切りにしてヅケタレに漬ける。血合いは、さいころに切って佃煮にするのが一般的だと思うが、量も少なかったのでヅケにした。捌く時に、骨や皮に残った身は、スプーンでこそげ取って「ネギトロ」にする。多少の手間は掛かるが、カマはお得だ。
お店のお兄ちゃんは「佐渡沖の本鮪」と言っていた。まず、大トロの刺身を食べる。身が引き締まっていて歯ごたえがある。が、ゴリゴリした硬さではない。弾力のある身で、噛み締めるに連れて脂が溶け出して行く。その脂も、旨味はあるがくどくなく、さらりとしている。「佐渡沖の本鮪」と言うのは、本当かもしれない。良い買い物をした。
今年も梅酒を漬ける季節が来た。例年通り、和歌山・滝川農園の南高梅を取り寄せ、「来福 超辛+21」で漬けることにした。久し振りに日本酒で漬ける。
滝川農園の栽培者は、今年の出来は良くないと言っていたが、確かに例年に比べて香りが弱い気がした。色付きも今一つだったが、こればかりは天候には逆らえないから致し方ない。日本酒で漬けるのは4年ぶりくらい。前回は、「梅錦 純米吟醸 原酒」だった。身の固い「青梅」だとアルコール度数の低い日本酒では、エキス分が上手抽出できないが、身の柔かい「南高梅」だと十分に浸透するので美味しくできるように思う。が、アルコール度数が低いので長期熟成は難しい。三年くらいが限界のように感じる。
訳あってナショナルのショールームに行った。係りの女性から色々と教えてもらい、なかなか感じが良かった。更に、ショールーム内の飲み物の自販機が無料だった。さすがに、天下の松下電器である。サービスを心得ている。
今年の夏休みは、昨年亡くなった祖母の墓参りで岩手に行く。車で行くのに直行だと疲れるので、仙台に一泊することにした。祖母がお世話になった岩手の旅館の娘さんが女将をしている旅館が、秋保温泉にあるので予約した。帰り道は、夏休み中の娘のために那須高原の牧場で遊ぶ事にした。それで、那須高原のホテルで面白そうなとこを探した居たら、モンゴルのゲルを利用した宿泊施設があったので、そこを予約した。娘のためと言うよりは、僕の趣味と言う気もするが、まあ良いか。たぶん娘も喜ぶだろう。
梅酒が密かなブームらしい。我が家で購読しているA新聞の多摩地方版にも、梅酒の特集があった。毎年40升を自家漬けしている町田の酒屋さんが紹介されていた。
僕も家庭を持ってから毎年漬けている。一年目は、普通に青梅とホワイトリカー。2年目から、滝川農園の紀州南高梅を使って、日本酒、味醂、黒糖焼酎、泡盛で漬けている。僕の好みは黒糖焼酎。酸の出方が柔かくて気に入っている。日本酒で漬けると、味わいが柔かく、ふうわりしている。独特の味わいは味醂。色は濃いが、酸味が強く出るので意外と飲みやすい。ソーダで割っても味が崩れない。
まだ、芋焼酎では漬けたことがないが、芋の風味が消える3年目以降が美味しいらしい。焼酎ブームも落ち着いてきたから、来年は芋でいってみようかなー。
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