2005年5月後半

漫画でシャブリと牡蠣の相性の秘密は、予想通りだった。この間、「村名シャブリ」について触れたが、良く考えて見れば「シャブリ」村もあるから、ラベルに「Chablis」とあるワインを「村名シャブリ」と呼んでも良いのだと思った。他にもシャブリを名乗れる村はあるけれど、「村名シャブリ」でまとめてしまっても良いや。

それはそれで良いのだが、「シャブリ」には2種類あって、「木樽」で熟成した一級や特級は「生牡蠣」に合わなくて、キリっとドライでミネラル分豊富な「村名シャブリ」が合うというのには、異論がある。

石灰質土壌で生育した「ミネラル」豊富なワインだから「生牡蠣」と合うと言うのであれば、「一級」や「特級」の方がテロワールの特性をより表わしている、つまりミネラル豊富な石灰質土壌の特性を表わしているのだから、より「生牡蠣」に合うはずでしょう。ワインの「格付け」は、テロワールの特性の深いものほど上のクラスなのだから、この漫画の論調には明らかな矛盾がある。

僕が、この漫画に首を傾げるのは、こうした読者をミスリードする表現が多すぎるからなのだが、この漫画でワインに目覚める人が増えているようなので、困ったものだと思う。

兵庫のお蔵さん「富久錦」から、「梅」の案内が来た。今年も「梅酒」を漬ける季節が来た。なので、久し振りに平成11年に仕込んだ梅酒を飲んでみた。これは、紀州南高梅をホワイトリカーで漬けたものだが、酸味が心地良い。旨いのである。最近、「梅酒」が良く売れているらしいのだが、自分で漬けた「梅酒」は、また格別だ。


70代半ばの石原都知事が、日本最南端の沖の鳥島で、ダイビングしているニュースを見た。沖の鳥島は日本の領土であるが、その近海で中国が不法に調査を行っていると言う。沖の鳥島は、東京都に属するから石原都知事が熱心になるのも当然であるが、極左的な某テレビ局では浅薄なタレント・キャスターが批判的なコメントを発していた。

国家が自国の領土を守るのは、当たり前の事だ。それを、相手国をいたずらに刺激するのはどうか? などと言うコメントを発する人の考え方が僕には理解できない。


平成16年度の全国新酒鑑評会の結果が発表された。「独酌会」でお馴染みのお蔵さんでは、「まんさくの花」蔵、「豊盃」蔵、「月の井」蔵、「来福」蔵(初の受賞)、「志太泉」蔵、「鍋島」蔵、「金婚正宗(屋守)」蔵、「天寶一」蔵さんなどが見事「金賞」を受賞した。中でも、地元静岡の「志太泉」蔵の「金賞」は嬉しい出来事。

ただ、「金賞」受賞酒が好みの酒かどうかは、また別の話でもある。

静岡のお蔵さんの場合、県の審査基準と名古屋・全国の審査基準が全くと言って良いほど違うため、別の仕込みをしなくては賞は取れない。静岡県の場合、「静岡酵母」の特徴を表わしていないと入賞できないのだが、「静岡酵母」だと「香り」の成分が「酢酸イソアミル」主体となり、「カプロン酸エチル」の香りが少しでもあると昨年までは、「失格」となった。

これは、「静岡酵母」生みの親K先生が昨年まで審査委員長だった為で、審査基準の中には「酢酸イソアミル」と「カプロン酸エチル」のバランスが取れた酒という部分があるが、実際は「酢酸イソアミル」の香りが重視されていた。

しかし、全国では、香りの成分として「カプロン酸エチル」がバンバンに出ていないと「金賞」は取り難い。相変わらず「山田錦」&「協会9号」系酵母の組み合わせが主流のよう。静岡のお蔵が「金賞」を狙うには、静岡酵母以外の酵母を使って、出品用に仕込まなくては厳しい。

また、「金賞」酒を見てみると、カテゴリー「2」の「山田錦全量」か、「山田錦を50%以上使用した」お酒ばかり。「五百万石」しか使っていない福島の「奈良萬」蔵などは、酵母も福島夢酵母だから「金賞」を狙うには厳しいようだ。

つまり、「金賞」受賞酒が好みの酒かどうかは、全く別の問題として考えなくてはならない。芸能人の「紅白出場歌手」と同じで、「金賞」受賞蔵は箔が付くから、「金賞受賞酒」とラベルを貼って通常より高く売るお蔵さんもある。それも、商売だから仕方ない事で、消費者は、「金賞」の看板に惑わされて無批判に「金賞」=「美味しいお酒」と思わされている。

そう思わされて喜んで飲んでいる姿は、微笑ましいが、「受賞していない酒」=「まずい酒」と考える消費者もでてくるから、こちらの方は問題だと思う。賞の受賞は、あくまでも主催している「酒類総合研究所」の審査基準の枠内のことであることを、知る必要があると思う。そうでないと、真摯に普通酒のみを仕込んでいるお蔵さんや、地元の米・酵母に拘って醸しているお蔵さんが正当に評価されない事になってしまう。

そういう啓蒙活動は、まっとうな居酒屋や酒販店の責務だと思うのだが、どうだろう。


最近の巷の話題について。

レッサーパンダの風太くん:やはり動物には、勝てない。動物園の入場者数が、一気に増えて風太くんの所だけ群がっている。これだけ人が増えると、十分に予想できたが「風太くん、立ってー」と大声を掛ける観客? が出てくる。風太くんは芸人ではないのだから、自分が立ちたい時に立つのだから、声を掛けて驚かしてどうすんだ! やっている人々に罪の意識は全くないと感じるし、それはその通りなのだが、僕の目には傲慢で醜い行為に思えてならない。話題になったことは、彼にとってどうなのだろう。

謎のピアニスト:英国で保護されている、記憶喪失の男性。写真で見る限り、ゲイっぽい風貌の何となく母性本能をくすぐりそうな頼りなさそうな軟弱な色男、と言う感じ。海岸でずぶ濡れのタキシード姿で発見され、言葉は全く話さないがピアノの絵を書き、礼拝堂のピアノの前に連れていったら数時間引き続けたという、ストーリーとしては面白く映画化したい、と思うプロデューサーもいるだろうな。

写真家の浅井慎平氏は、公開された写真を見て、「逆光なのにアイキャッチが入っている」のに疑問を呈していた。つまり、レフ版で太陽光を返すなどのセッティングをして「撮影」された写真だと言うこと。記憶喪失というのが、どの程度安静を要する病気かは知らないが、言葉も話せずおびえている「患者」の写真を、いかにも望遠レンズで隠し撮りしたかのような「演出」をして撮らせるような医者がいるだろうか。身元確認の為の写真だったら、そこまでするかなー。

何となく、裏に糸を引く仕掛け人がいるのではと、勘ぐりたくなってしまう。

「志太泉」が16BYで「金賞」を受賞したのを記念して、小山で「志太泉 純吟 山田錦」を買って来た。小山商店限定700本の酒で、喜八社長お勧めである。55%精米、協会9号酵母、粕歩合45%である。志太泉で通常使用している静岡酵母ではなく、9号酵母を使っているのは、東京の市場を意識した造りとも言える。まだ味がパンパンで柔からな丸い酒ではない。瓶燗火入れをしてるので、封を開けずに一年くらい寝かしてみたい酒。ちなみに、金賞受賞酒は、山田錦と明利酵母301号の組み合わせだった。静岡吟醸では、「金賞」は狙い難いのだろうなー。


昨日は、牛スジの煮込みだった。その煮汁が残っていたので、いつもの鰹出汁代わりに使ってお好み焼きを昼に作った。煮汁は、コラーゲンたっぷりなので煮こごり状態。長芋を擂り、卵を入れキャベツと葱のシンプルなもの。具らしい具は、豚バラ肉を上に乗せるだけ。大阪風のお好み焼きである。

我ながら上出来で、美味しかった。長芋でもふっくらと焼きあがり、豚バラの脂と葱のコンビネーションを牛スジの旨味が土台で支える。お好み焼きを食べながら、キリっと冷やしたヴァン・ド・ペイ・ドックのシャルドネを飲む。充実したランチだ。

妻が冷凍鮪(赤身)の切り身(安いやつ)を買ってきたので、ヅケにする。やはり鮪は赤身、それをヅケにするのが一番旨い、と僕は思う。幸いにも、麺つゆ用に仕込んでいたタレ(醤油、酒、味醂)があったので、軽く湯通しして昆布と一緒に漬けた。

晩飯は、昨日から漬けていた豚ロース。天青蔵の酒粕を三河味醂で練ったものに漬けておいた。これを焼いた。焦げた酒粕が香ばしくて、豚の脂身の旨味を引きたてる。ヅケ鮪もいい感じで、旨い。牛スジの煮汁が少し残っていたのでスープにした。安い食材ばかりだが、贅沢な晩飯だなーと思う。娘も喜んで食べている。米は、親父の実家が送ってくれた新潟のコシヒカリ。米だけでも美味しいが、ヅケ丼もどきにしてかっ込む。至福の晩餐。日本人生まれた幸せを、文字通り噛み締めた。


先週末、娘を病院に連れていった時に待合室で、乳児を連れたお母さんと隣あった。赤ちゃん好きな娘が、その子と遊んでいて「パパと一緒だー」とお母さんに話していた。何のことかなー、と振り向いたら・・・。

「この子もハゲなんです〜」

と、言われた。

まあ、良いんですけどね、初対面の赤の他人から言われると・・・。悪気がないのは分かっているし、別に気にもしていないので笑ってすませられたが、本音を言えば多少は引っかかる。

頭頂部の髪の毛が薄いのは事実だし、その事を僕は全く気にしていない。気にしてはいないが、こうもあからさまに言われるのは・・・。まあ、良いや。

同僚や妻に話したら、笑いが取れたのでネタにしよう。

SEO [PR] 出産内祝い  ダイエット 美容 無料レンタルサーバー ブログ SEO