2005年4月後半

土曜日、妻と娘を歯医者に送り、終わった後に久し振りに「天然温泉」に行く。2時間弱、サウナでたっぷりと汗をかき、露天風呂で温まる。サウナの後は、生ビールが飲みたいが、車なので我慢する。

今日は、妻が学校の保護者会の役員さん達との飲み会なので、娘と格安の回転寿司に行く。全皿100円なので、値段を気にしないで食べられる。ネタは冷凍ものなので、美味しくはないが、そんなにまずくもない。許せる範囲。サーモン、モンゴウ烏賊、ヤリ烏賊、鰯、炙り海老、鮪、エンガワ、白魚、サヨリ、甘海老など10皿以上食べた。昼が蕎麦だったのでお腹が空いていたのである。「空腹は最高の調味料」の言葉通りだ。

それにしても、ファミリー向けの回転寿司だから奇妙な「寿司」が回っている。ハンバーグ、焼き肉(カルビ)、海老天は、以前からあったが、今日は「焼きソーセージ」というものが流れていた。しかも、ケチャップがかかっている。見るからに美味しくなさそうで、不気味な一品だったが、他人様のお子様たちは手を出していた。我が娘は、「これはダメでしょう。酢飯と合わないと思う」と関心なさそう。そう言う彼女だったが、締めは「レアチーズ・ケーキ」たった。ケーキは好きなようだが、回転寿司のケーキは、美味しくないと思う。

ちなみに、小学校で好きな食べ物を3つ書かせたらしいのだが、我が娘は「うさぎ、生ハム、サルシッチャ」と書いたのだそうだ。親の責任だ。我が家の食生活が、そのまま反映している。将来が危ぶまれる。


日曜日。10時くらいまで寝ている。起きてから軽い朝食。その後、住んでいる地方自治体の市長選の日なので、投票に行く。投票所の近くにジェラッテリアがオープンしたので、娘と連れ立って出かける。牧場の直営店で、市の広報誌に出ていたので行って見た。僕は、余り期待していなかったが、牧場直営だけにミルクの味が濃厚で、更に素材の風味も残していて美味しかった。

イメージとしては、ジェラートというよりアイスクリームに近い。ジェラートにしては、乳脂肪分が高いように思うが、味は良かった。また、食べに行こう。テラスで食べていたが、都心のカフェと同じで幹線道路沿いにあるから、排気ガスと一緒に食べているようではある。都心と違うのは、道路の向こうが里山なので、視線を上にすれば春の木々が陽光にきらめいている。

テラスの反対側は畑で、持ち主が何かを収穫していた。何か分からなかったので、聞いたら大蒜の芽だった。少し頂いて、昼ご飯のお菜にした。スーパーのそれと比べると、柔かくて美味しかった。

いつものパン屋に行き、川沿いの遊歩道を桜を眺めながら帰宅。昼から、ワインを飲む。昨年は、今一つだった「HERITAGE」。テーブル・ワインなのでノン・ヴィンテージだが、コルクには2003年の刻印がある。造り手はジゴンダスで有名なドメーヌのサンタ・デュック。コート・ド・ローヌ・ヴィラージュ地区にある畑で栽培された、ムルヴェードル、カリニャン、グルナッシュをブレンドした南仏らしいワイン。

本来、コート・ド・ローヌ・ヴィラージュのアペラシオンで販売されるワインなのだが、畑の面積が小さく単体ではボトリングするだけの収穫量がないため、数カ所の畑の葡萄をブレンドする為、これまで格下げしてコート・ド・ローヌのアペラシオンで販売されていたものなのだが、2001年になぜかテーブル・ワインでリリースされた。

初リリースの時は、950円だったが、最強のテーブル・ワインだった。それで、2002年ヴィンテージも期待したが、酸が強くて今一つだった。値段も1000円を超えていた(と言っても1200円はしなかった)。2003年は、良い出来だと何かで見たので買ってみたのだが、昨年よりも好みだった。香り系品種が中心なので、いろいろな果実のフレーバーを感じる。一番強いのはチェリーで、カラントやラズベリー、清涼感のあるハーブの香りも清々しい。ボディは軽いが、味わいは十分ある。

チキンのハーブ焼き、ランプのステーキなどと飲んだが、軽い酸が肉のくどさを和らげて美味しく頂けた。テーブル・ワインとしては、1,000円を超える価格は高いと思うが、コート・ド・ローヌ・ヴィラージュと思えば格安。休日にふランチのテーブルを彩るのにふさわしいワインだ。


また、ボスが笑かしてくれた。我が社の商品を提供している某通販の新しい原稿で、僕が「20世紀最後の2000年は、ボルドーにとって最高の収穫年となった・・・」と書いたら、「お前は本当にバカで物を知らない。こんな事を書いたら笑われるぞ・・・」と、一通り僕の事を罵ってから、社員に「おい、21世紀は何年からだ?」と大声で聞いた。

手近の女子社員が「21世紀は2001年からだと思います」と言い、別の女子社員も「私も2001年からが21世紀だと思います」と、言ったので、ボスは不機嫌になり、腰ぎんちゃくの古参社員に「おい、お前はどう思う」と恫喝するように言ったので、彼は「2000年からです」と答えた。本当に彼がそう思っていたかどうかは、疑わしいが。

で、ボスは「そうだろ、21世紀は2000年からなんだ。分かったか、バカ。書きなおせ。」と僕に向って勝ち誇って言うので、もうどうでも良いなと思いつつも、取引先さんに笑われるのは分かっているので、適当にどちらにも取れる表現に変えた。

が、世の中にはお節介な奴が居る者で、せっかく僕がボスが恥を書かないようにアレンジしているのに、わざわざ辞書を持ってきて、「21世紀は2001年からです」と言い出した。僕は内心「また、余計なことをしやがって・・・」と思ったので、敢えてコメントをせず、黙々と仕事をしていた。

自意識過剰のナルシストで、自分が絶対正しいと思っている権力者に、間違いを正しても意味がないと僕は思っているので、お茶を濁そうとしているのに、わざわざ、かき回してくれて本当にご苦労様だ。それで当の本人は正しい事をしたと自己満足している。迷惑なだけだ。独裁者のボスの性格を考えて、上手く収まるようにしているのに、全て台無しにされた。社会人としての自覚が足りない。

結局、ボスが僕に「元の文章に戻すか?」と苦虫を噛み締めるような顔で聞いてきたので、「文字を大きくしたので、スペースが足りなくなって、そこの部分は削りました。この方が、すっきりして良いと思います」と、ボスの自尊心を損ねないようにフォローした。何で僕が、ここまでしなくてはならないのか? ボスのフォローはしても良いが、おせっかいな同僚のフォローなどしたくない。虚しさだけが募る。


おかげさんHPのブログに、「天青 雨過」の「生生」がアップされていたので、無くならない前に飲まなくては、と思い行く。

旨い酒だったが、一合を飲みきるのが辛かった。味は乗っているし、カプロン酸系の吟醸香も漂う。ただ、甘味が強く味乗りしている割りには、酸に乏しいので切れがない。一口目は旨いが、飽きてくる。これは、寝かさない方が良いのでは。火入れして秋あがりの酒が、どうなっているか。楽しみだ。

「鯨波」さんが、わざわざ岐阜から営業に来られたとのことで「純吟」を頂く。味が乗っている良い酒だった。ただ、後口に苦味が残り、気になる含み香があつた。次に、「来福 愛山」。「純吟」だと思っていたら「純米大吟」だった。口に含むと酸がパーンっと来る。元気溌剌な酒だ。僕の年では、少々辛い。

今日は、「栃木の酒」の会があり、「おかげさん」の常連さんが終了後に流れてきた。「鳳凰美田」の小林君も来るかなー、と思って待っていたが来なかった。が、山口「貴」蔵の永山杜氏がなぜかいた。なので、カウンターの隣にお誘いしてじっくりと語った。

「おかげさん」には、「貴」がなかったのが残念。だが、神ちゃんは今度いれると言っていた。本当は、「雨過」を飲んで直ぐに帰るつもりが、話し込んでしまい結局終電。帰宅したのは1時過ぎだった。

翌日。寝不足で辛い。でも、後2日で休みだ。頑張らねば。


我が社の社則には、入社2年目から夏休みは連続2週間取れることになっている。が、その権利を行使した社員は、殆どいない。だが、一応決まりはある。で、入社2年目の女子社員が今年、イタリア旅行に行くために2週間取ろうとした。格安航空券の申込締切があるので、上司に伝えて、その上司がボスに「○○さんが、今年2週間夏休みが欲しいそうです」と言うと、

ボス「言ってる意味が分からない」
上司「社則で2年目から2週間取れる事になっていますよね」
ボス「その社則は、もうない!!」

社員一同、唖然とした。いつの間になくなったのだろう? 誰も聞いた事がない。ま、オーナー社長だから社則を変えるのは、ご自由ですけどね。変えるに当たっては、社員に説明すべきだろう。誰も知らない内に「もうない」じゃ、不満を持って当たり前。社員のモチベーションを下げる事にかけては天才的なボスの面目躍如と言った所か。

この話には、更に続きがあるのだが、さすがにそこまでは書けない。あまりにも情けなくて・・・。


金曜日。僕が最後に社を出るので鍵を掛けて、エレベーターに乗ろうとしながら鍵をバッグに入れようとした時に手が滑り、鍵がエレベーターの隙間から落ちて行った。結構古いビルなので、隙間がかなりあるのである。直ぐに管理事務所に行き、エレベーター会社のサービスマンを呼んでもらい、鍵をピックアップした。あせったー。

土曜日。天気が良いので、妻と娘とお散歩をして、いつもの床屋に行く。その後で、遅目のランチで「喜楽」にラーメンを食べに行く。いつものお兄ちゃん(もうオジさんか)が麺を茹でている。20年以上通っているが、ここのラーメンが一番美味しい。麺はツルツルしっこり、スープはくどくなく醤油ベースのタレの旨味が嬉しい。最近はやりの行列のラーメン店にはない旨味がある。

ただ、お兄ちゃんの湯切りが今日は雑だった。毎日の仕事だから、慣れすぎているのかなー。少し残念。

最寄駅のデパートで九州物産展をやっているので、試食目当てで行く。余り、めぼしいものはなかった。で、蜂蜜ソフトクリームを食べて、足テビチを3個買って帰る。今日は、黒糖焼酎「龍宮」(30度の方)だー。「らんかん」もあるから、こっちにしようかなー。


今日は夕方からずっと、お取引さんの所で9時過ぎまでお仕事。食事を取れなかったので、久し振りに「新門」に行き、「鮪ヅケ」「レバー」「ボンジリ」「菜の花のおひたし」で、「十四代 本丸」「十四代 雄町」を飲んで帰る。やはり、今年の「十四代」は良い仕上がりだ。

帰宅すると「おかげさん」の店主からメールがあり、広島「富久長」の今田杜氏が来店してる旨を知らせてきた。が、帰宅したのは23時30分、行ける訳がない。いずれにせよ、今日は行けなかったが・・・。残念。

朝、駅に向う道に蛇の轢死体が横たわっていた。頭が潰れていたから、車に轢かれたのだろう。まじまじとは見なかったが、縞蛇だと思う。こちらに越してから、蛇の死骸を見るのは3回目だが、今の時期では初めて。暖かくなって来たとは言え、まだ4月だ。蛇が出てくるには早いと思うのだが、どうしたのだろう。

関東大震災の前にも、9月だと言うのに蛇がうじゃうじゃ出てきたらしい。大地震の前触れかも知れない。九州でも、大きな地震が起きたし、千葉の方も最近揺れた。いよいよ、関東に大地震が起きるのだろうか。用心した方が良いのだろうが、具体的には何をすれば良いのか。防災グッズを、買ってきた方が良いかも知れない。


明日からGWだが、我が社はカレンダー通りなので中途半端な感じ。2日か6日に休みを取れば、ゆっくりできるのだが残念ながらそう言うわけにも行かない。世間では、両方とも休みにして大型連休を取る人も多いようで、今日から出国ラッシュで成田は混雑しているらしい。過去最高の旅行者数とのこと、景気が上向いてきたのだろう、結構な事だ。

一応3連休なので、明日から短い帰省に行く。何をするでもないが、爺ババに娘(孫)を見せるのと、旧友と会うだけだが、田舎は安らぐ。妻にとっては、舅姑の家なので窮屈だろうが、我が妻は平気で昼まで寝ているから気にしていないようではある。

のんびりして来ます。


午前2時起きで、帰省する。妻と娘は、「起きろー」と言っても起きない。ようやく2時45分くらいに起きた。4時までに東名に乗らないと、ETCの早朝割引が利用できない。何とか、3次20分くらいに家を出て4時前に東名に乗る。この時間帯だと、まだ空いている。だが、眠い。昨夜も10時くらいに寝て、なかなか寝つけなかった。その、影響だ。

だが、横で妻は寝ている。「運転できないー」とダウンしている。仕方がない、足柄SAで休憩して交代するつもりだったが、早めに海老名で休憩。少し休む。渋滞もなく順調に走り、6時過ぎには最寄のインターチェンジに着いた。そのまま、御前崎港に向う。

目的は、今の時期にしか食べられない「生しらす」。たぶん、港にまで行けば売っているのは、と言う考えは甘かった。市場は8時半からしかやっていない。御前崎に7時前に着いたので、待ち時間が長すぎる。仕方ないので、灯台に登ってから自宅に向う。

帰り道、さっきまで閉まっていた市場の向いの魚屋が開いていた。ダメ元で「生しらす」があるかどうか聞いてみたら「昨日ので良ければある」と言うので、2パック買う(1パック450円)。あと、鰹と大アサリを買って帰る。

母親にご飯を炊いてもらい、「生しらす丼」を食べる。美味い。大アサリも焼いてみたが、美味い。酒は、「天青 風露」。美味いなー。

少々酔ってはいたが、実家に電動アシスト自転車があったので、町まで遠出する。中学生の時に毎日通った7キロの道である。殆ど変わっていない。懐かしかった。

帰宅後、妻と蕎麦の名店「宮本」でお昼。水酒(冷酒)、アテに「穴子」と「キス」の天麩羅。水酒には、蕎麦味噌と塩が付く。妻は胡麻たれの蕎麦、僕は田舎蕎麦。変わらぬ美味しさ。鄙にもまれな名店だ。

夜は旧友と、母校の側の懐石割烹で会食。料理は普通、酒は後輩の蔵「喜久酔」と岡部の銘酒「初亀」。久し振りに会う旧友との間では遠慮がない、あっという間に9時過ぎ。都会では宵の内だが、田舎では深夜である。名残惜しいが別れる。お互い、もう若くはない。

翌日、止せば良いのにまた自転車で遠出。こんどは、通いなれた高校までの片道12キロの道のり。「藤祭り」の真っ最中で、20メートルはある藤棚が数カ所あり、満開の藤の花のトンネルを行くと甘い香りに包まれる。後輩の蔵「志太泉」が、例年出店していたのだが、今年はなかった。少し残念。

家に帰り、昼ご飯用に港の側の魚屋に行く。鰹、キンメ、「生しらす」を500グラム買って帰る。今日の「生しらす」の方が新鮮で美味しかった。殆どを僕が食べた。もう、「生しらす」は1年分食べた感じで満腹。すると、お向かいの若奥さんが「生しらす買ってきたので、どうぞー」と持ってきて下さった。

昨年までは、食べたくても漁が休みだったりして食べられなかった。それが、今年は「もういいやー」というくらい食べられた。幸せだ。肴が良いと、お酒も進む。「天青」を2日で飲んでしまった。飲みすぎかなー。

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