Bourbon

Bourbonは、北アメリカのケンタッキー州とペンシルヴァニア州の一部を含むバーボン郡で、造られるウイスキーで以下の基準を満たしたものを指します(ケンタッキー・ストレート・バーボンの場合)。

1)原料穀物は玉蜀黍を51%以上含み、他にライ麦、小麦、大麦の使用が認められている。
2)「原酒」はアルコール度数80度未満で蒸留する。
3)内側を焦がしたオークの新樽で2年以上熟成させる(以前は4年以上であった)
4)熟成は加水してアルコール度数62.5度以下行う。
5)40度以上で壜詰する。

原料穀物の玉蜀黍が80%を超えると、プラット・ヴァレーのようなコーン・ウイスキーと呼ばれます。また、ライ麦の割合が51%を越えるものはライ・ウイスキーと呼ばれます。他の地域で作られたものは、同じ原料で同じ製法でもBourbonを名乗れません。

上記のほかにも、複数の蒸留所の「原酒」を混ぜてはいけないとか、異なった熟成年数の「原酒」を混ぜる場合は、最も若い熟成年数を表示する、などの決まりがあります。

北アメリカを代表するウイスキーで数多くの銘柄があるが、Bourbonの「原酒」は実は少ないです。ちなみに、UKでは「Whisky」、USAでは「Whiskey」と「e」を入れて綴られることが多い。なぜ、「e」が入るのかは、幾つかの俗説があります。一番もっともらしいのが、ウイスキーを鍵のついた箱で保管したため、「鍵」=「key」に引っ掛けているというもの。

先ほど、Bourbonの「原酒」という表現をしましたが、殆どのメーカーが同じ蒸留所の原酒を購入して熟成させて自社ラベルをつけて販売しています。現在十数か所の蒸留所でしか、「原酒」を蒸留していません。これは、シングル・モルトのネゴシアン物と似ていますが、ネゴシアン物が蒸留所の名前でボトリングしているのに対し、Bourbonは各メーカーが異なった銘柄で販売している点がまったく異なります。

個人的には、自社「原酒」を使用していないBourbonは遠慮したいです。以下の銘柄は、自社「原酒」を使用し、かつ他メーカーに「原酒」を卸していないBourbonで三銘柄しかありません。ちなみに、Heaven Hill蒸留所の「原酒」は、250種類もの銘柄に使用されています。この蒸留所の原酒が優れていることを示すのか、単に資本力があるだけなのか僕には良く分かりません。

Maker's Mark : 僕のもっとも好きなBourbon。レギュラー品は「赤」、上級品は「金」のワックスで封がなされている。柔らかな香りと優しい口当たりの佳酒。

Wild Turkey : 有名なBourbon。歴代米大統領が好んで飲んだことでも知られる。Maker's Markとは、対照的に野性的な風味がある。個人的には、Rare Breedを好んで飲む。

Four Roses : 麒麟ビールが、経営権を持つ蒸留所。名前の由来がロマンチックなので、女性と飲むときの薀蓄に使える。

蒸留所の息子が恋をした。相手の女性は、彼の求婚に四輪のバラのコサージュを身に付けることで応えた。二人は結ばれ、四輪のバラがボトルを彩っている。

飲み方は、個人の好みです。が、大方のBourbonは、ストレートで飲むことをお勧めします。もしくは、ロックで。

 

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